
The Big Picture
内製 × プラットフォームで挑む、DNPの“脱レガシー戦略”
ゲスト:宮本 和幸氏(株式会社DNP情報システム 代表取締役社長)
印刷大手DNPが挑む脱レガシー。800人超のIT組織が内製化とプラットフォーム化で描くDX戦略とは?モノリシックからマイクロサービス、クラウド活用、SaaS選定、アプリ開発基盤まで、選ばれるIT部門を目指す戦略とその判断の舞台裏を、DNP情報システム代表取締役社長 宮本氏に語っていただきました。
登壇者

宮本 和幸

柴田 陽

関口 舞



宮本 和幸
柴田 陽
関口 舞
Profile

宮本 和幸氏
株式会社DNP情報システム 代表取締役社長。入社以来IT一筋でアプリ、インフラ、セキュリティ、ガバナンスなどあらゆる職務を経験。2019年4月より、本社情報システム本部長、2024年4月より現職。本社時代は、コロナ禍をチャンスと捉え、業務アプリケーションの脱自前主義を掲げたSaaSサービスの積極的活用、攻めのITに向けたクラウドへのリフト&シフト等DX戦略の陣頭指揮を取っていたが、現在はその戦略を実行する部隊へ異動となり奮闘中。
DNPグループは常に、社会に貢献し、人々の暮らしを豊かにしていくという「志」を持ち続け、その思いを「未来のあたりまえをつくる。」というブランドステートメントに込めています。
私たちは、DNPグループの中でデジタルの強みを持つ一員として、デジタルの力で「価値の創出」と「経営基盤の強化」に取り組み、「未来のあたりまえ」をつくってまいります。
クラウドサービスや生成AIの進展により、「アプリケーションの民主化」や「市民開発」と言われるように、専門的な知識がなくても多くの人がシステム開発に参加できるようになっていく中で、ユーザ企業の情報系専門会社のミッションは大きく変わると考えています。
これらの変化をピンチではなく、新たな挑戦であり成長の機会と捉え、システム開発運用会社からプラットフォームエンジニアリング会社へと変貌を目指します。
具体的には、開発運用プロセスを極力自動化し、セキュリティの確保、開発者体験の向上、標準化とガバナンス等を備えたプラットフォームを提供し、開発者だけでなく非開発者も迅速にデジタルの価値を創出できるようにします。
これにより、組織全体の生産性向上やイノベーションを促進し、ビジネスに貢献してまいります。
「ノー」と言わず、期待に応える。頼まれたことには、常に全力で応えることをポリシーとしている。
社員一人ひとりがやりがいを持ち、仕事の楽しさや成長(スキルアップ)を実感できるようにすることを最優先する。
ビジョン・目的・戦略については、自らの声と自分の言葉で全社員に伝え、価値観を共有し、チーム力の強化に努める。
1987年の入社以来、IT一筋でアプリ、インフラ、セキュリティ、ガバナンスなど、あらゆる職務を経験してきたことが最大の強み。幅広い分野に精通したオールラウンダーであることに誇りを持つ。
また、長年にわたり社外活動に積極的に取り組み、その活動を通じて培った人脈も大きな財産。

柴田 陽氏
スタートアップのプロダクト開発と大企業における組織変革・デジタルトランスフォーメーションの経験から、大企業の基幹システムに課題を感じ、世界初のHeadless ERPをローンチ。
日本拠点のスタートアップとしてはじめてYコンビネーターに採択された。
テイラーを連続起業家としての集大成の事業と位置づけ、シリコンバレーに拠点を移し日本発グローバルに挑戦している。
スタートアップのプロダクト開発と大企業における組織変革・デジタルトランスフォーメーションの経験から、大企業の基幹システムに課題を感じ、世界初のHeadless ERPをローンチ。
日本拠点のスタートアップとしてはじめてYコンビネーターに採択された。
テイラーを連続起業家としての集大成の事業と位置づけ、シリコンバレーに拠点を移し日本発グローバルに挑戦している。
東京大学経済学部卒業
学生起業を経て新卒でマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社
これまでに5社を創業し、3社を売却してきた連続起業家
2021年テイラー株式会社を設立し、2022年に米国のスタートアップアクセラレーター「Yコンビネーター」採択
過去のイグジットに来店ポイントサービス「スマポ」(株式会社スポットライトー現楽天ペイメント)、バーコード価格比較アプリ「ショッピッ」(IMJー現アクセンチュアに売却)、オンライン漢方相談サービス「わたし漢方」(アイセイ薬局グループに事業譲渡)等。
立ち上げに関与したスタートアップに、Japan Taxi(合併し現在はGO株式会社)、Funds株式会社など。

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